デジタルトランスフォーメーションをテーマにした初のセミナー
去る6月16日(水)、PR現代ではきものDXセミナーを開催しました。
zoomによるオンラインセミナーでの開催ですが、大勢のご参加をいただき、盛況のうちに終了いたしました。
きもの小売業の今後の方向性を参加者の共に考える機会にできればとの思いから、今回、初めて「デジタルトランスフォーメーション」をテーマに設定しました。
2022年4月1日から、業者間の名簿取引ができなくなるなど、きもの専門店を取り巻く環境が大きく変化しつつある中で、きもの小売業も売上のあげ方やお客様づくりの方策を抜本的に見直す時期に来たのではないかと考えたからです。
ウェブ集客に注力しているお店では、検索キーワードから顔も見えない見込客のニーズを的確に把握し、来店予約を通じて多くの来店を実現しています。
このウェブ集客の取り組みは、これまでのリアルでの勧誘や電話アプローチを通したお客様との信頼関係づくりとは一線を画す取り組みであり、データを分析することによって適切な営業プロセスを導き出すというものです。
このデジタルマーケティングの仕組みを理解できれば、店の中に膨大に存在する情報資産を有効活用することがお店の利益最大化につながる可能性が身近に感じられます。
今回ゲストスピーカーとしてご登壇いただいた株式会社ワークマンの土屋哲雄専務は、今もっとも注目しているのは「デジタルマーケティング」であるとおっしゃっていました。
PR現代が4社のきもの専門店様と共同開発しているクラウドコンシェルジュ「TSUNAGU」は、今まで見えにくかった営業スタッフ一人ひとりの行動を可視化したり、顧客へのもっとも有効なコミュニケーションシナリオを共有化することを目的としたツールで、売上達成だけ評価基準にするのではなく、店が掲げる重点方針や重点施策の達成度合いも見える化することで、中長期的なお店の成長戦略の実現をサポートします。
世代を超えたお客様とのつながりを持つきもの専門店
きもの専門店には、世界に誇る商文化があります。親子3代、4代と関係を構築できるDNAがあり、それを今なお実践しています。世界的にはそれをLTV(ライフタイムバリュー)とか生涯顧客などと表現していますが、そもそもはきもの専門店の十八番です。
しかし、デジタル化に遅れたことでデータ分析、データマーケティングに取り組まず、個人の手帳やカルテに依存する仕組みを続けてきました。
今、きもの専門店は、デジタル化を図ることで本来の「十八番」を十二分に発揮し、更なる繁盛を実現することができると確信します。
私たちは、きもの専門店のDXをご支援し、本来のポテンシャルを発揮できる仕組みや体制づくりを実現することを使命とし、これからも現場の方々と一緒に研究開発していきます。
Comments